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ディフューザー (diffuser) は、レーシングカーやロードカーの車体後尾に装備されるエアロパーツの一種。車体の床下を通過する気流を拡散 (diffuse) し、底面を負圧にしてリアタイヤ付近に大きなダウンフォースを発生させるパーツである。 == 概要 == ディフューザーはアンダーパネルの後部、気流の出口に当たるリアエンド部分に装備される。車体下面を後方に向けて斜めに跳ね上げた形状をしており、内部では空間が緩やかに拡がっていく。ここで徐々に気圧が高まり、空気が後方へ勢いよく押し出される。結果、床下の気流通過がよりスムーズになり、ベンチュリ効果により気流が加速され、ベルヌーイの定理により負圧域が生成される。この負圧が車体を地面方向に吸い寄せる下向きの力(ダウンフォース)となり、タイヤの接地力が高まり、コーナリング性能が向上する(自動車の地面効果)。またディフューザーはウイングやスポイラーなどのエアロパーツと異なり、ダウンフォース獲得のため空気抵抗を増やさないで済む(場合によっては大幅に減らすことが出来る)と言う優れた特徴がある。 一般的な乗用車の場合、車体下面には様々な部品が露出していて気流の通過の妨げとなっているため、ディフューザーの効果を十分に発生させるためには底面全体をフラットなカバーで覆う必要がある。レーシングカーや高性能スポーツカーは車体下面を平滑なアンダーパネルで覆い、床下の気流を高速かつ低圧な状態に保つように最初から設計されている。ちなみにリアウイングが車体の比較的低い部分に付けられている場合は、ウイングから発生する負圧によってディフューザーの効果を高める場合がある。 東海大学工学部動力機械工学科が日産・マキシマのミニチュアモデルを用いて行った風洞実験によれば、アンダーパネル装着時のダウンフォース発生量は10gだが、ディフューザーを追加すると620gにまで増加したという。 ディフューザーはツーリングカーなどのカスタムパーツとしても販売されている。この分野では「リアディフューザー」と呼ばれ、フロントスポイラーのアンダープレートは「フロントディフューザー」、サイドステップに装着する整流板は「サイドディフューザー」と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディフューザー (自動車)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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